Quantcast
Channel: Microsoft Security Response Center
Viewing all articles
Browse latest Browse all 471

Windows 10: Windows Hello 顔認証、検証ビデオの裏側を解説! 第 2 弾

$
0
0

~ 本記事は日本マイクロソフト 山本築  Windows 10 担当 による執筆です ~

顔を見せれば一瞬でログインができる、簡単でセキュアな認証方法 Windows Hello「顔認証」。先月公開の第 1 弾のブログはもうご覧いただけましたか? 今日は、そんなおもしろおかしい認証精度検証ビデオ第 2 弾「Challenge Windows Hello ここまでやってみた」の裏側を解説します。まずは動画をお楽しみください。

 

 

いかがでしたでしょうか。

後半になってくるにつれてもはや認証よりもアートの方に目が行ってしまいましたね 笑

なぜ認証が通らなかったのか順番に解説していきましょう。

 

  1. 髪を束ねて認証にチャレンジ!
    こちらは問題なく認証が行きましたね、顔の部分は変化していないのでスムーズに認証が出来ます。

 

  1. ひげを付けて認証にチャレンジ!
    最初見たときはこれ何のひげだ・・・? と思った方もいると思います。最後まで見た方は納得のひげでしたね。
    第 1 弾のビデオでは、ひげを顔のあご周り全体につけて認証がとおりませんでしたが、今回は顔全体を覆っていないので明暗の情報も変わらないため認証がとおります。

 

  1. 帽子をかぶって認証にチャレンジ!
    たいへんユニークな帽子でしたね。こちら顔のバーツがしっかりと見え判定できたので認証がとおりました。帽子が目の部分にかぶってくる場合は認証に失敗する可能性があるので、その際は [設定] – [アカウント] – [サインイン オプション] – [Windows Hello] – [認証精度を高める] で再度認証を行ってください。

 

  1. ツタンカーメンで認証にチャレンジ!
    顔の下半分を金色にした際は認証可能でした。目の部分の情報がしっかりと認識できていたからです。やはり、すべて塗ってしまうと、顔の明暗情報も使用して認証の判断を行っているので、認証が非常に困難になってきます。
    ですので、完全メイクの場合は認証できませんでしたね。認証する際にしっかりと小道具を持ったまま認証する澤センター長 笑
    Windows Hello なら手がふさがっている時にもすばやくログインすることができますね!
    (ここまでメイクしてしまうと認識出来ませんが)

 

  1. トリック アートで認証にチャレンジ!
    これはとおりませんよ、勘弁してください 笑
    トリック アートの完成度がとても高くて見入ってしまいました。
    認証が出来ない原因は、顔のパーツすべてを把握できない (目の回りの部分は塗っていないものの) 点と、顔の明暗がずれてしまっている点です。
    日光が当たった際にも認証ができるように多少補正をかけているのですが、直接明暗を変えてしまうと認証はしにくくなってきます。

 

 

Windows Hello の認証技術いかがでしたか? Windows Hello 専用のカメラを搭載した端末と Windows 10 であれば、簡単にそしてセキュアにログインすることができます。

もう、今までの面倒くさいパスワードから卒業して Windows Hello を皆さん使ってみてくださいね。

 

 

最後に、具体的なアルゴリズムや認証が通る閾値はハッキングの元になってしまうので公開しておりませんが、多くの技術が使われてこの Windows Hello が成り立っている事がお分かりいただけたかと思います。下記の URL にアルゴリズムの概要を載せているので、ご覧ください。

 

Windows Hello 詳細技術情報

https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/hardware/mt450467(v=vs.85).aspx

 

 

関連情報:

Windows 10: Windows Hello 顔認証、検証ビデオの裏側を解説! (2016/2/17 公開)

Windows 10 セキュリティ動画 (YourTube に移動します)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 471

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>